輸入食品会社の日食、自己破産申請

 

 紅茶やワイン、菓子などの輸入食品を取り扱う日食(大阪市)は15日、大阪地裁に自己破産を申請した。代理人弁護士の事務所が明らかにした。帝国データバンク大阪支社によると、負債額は約108億円。

 帝国データバンク大阪支社によると、日食は1955年に設立。全国の百貨店やショッピングセンターに販路を持ち、「ウェッジウッド」や「ダマン・フレール」ブランドの紅茶など、多くの海外食品を扱っていた。最盛期は年151億円の売上高があったが、ここ数年の円安傾向により収益が悪化。さらに今年に入り金融機関に債務を過少申告するなどの不祥事が発覚し、資金繰りが急速に悪化していた。