テラモーターズとリカノス、ドローン測量の新会社設立

 
テラドローンがサービスを提供するドローンと徳重徹社長=16日

 電動バイクを製造販売するテラモーターズ(東京都渋谷区)は16日、小型無人機「ドローン」を使った測量事業に参入すると発表した。計測関連業のリカノス(山形市)と合弁会社「テラドローン」(渋谷区)をこのほど設立。第1弾としてドローンによる土木測量サービスを3月下旬から開始し、初年度に10億円の売り上げを目指す。

 新会社の資本金は3300万円でテラモーターズが70%、リカノスが30%を出資。社長にはテラモーターズの徳重徹社長が就いた。ドローンを用いて写真測量を行い、高精度の3次元図面を短時間で作成し工事の進捗(しんちょく)管理につなげる。

 この事業はこれまでリカノスが展開し、大手ゼネコン(総合建設会社)からも受注した実績がある。一般的なドローンに比べ誤差を4分の1程度に抑制できる点が特徴で、テラモーターズと組んだことで、さらなる精度向上や航続時間の増大を目指す。また、高度成長期に作られた橋脚などインフラ分野の点検にも乗り出すほか、海外進出も計画する。当面の目標として年間100億円の事業規模を視野に入れる。

 人手不足が深刻な建設業界を中心にドローンを活用する動きが顕在化しており、提供側である機器メーカー間の競争が激化している。徳重社長は「われわれが得意とするスピード感と現場力で勝ち抜いていきたい」と話している。