国谷裕子キャスター「今夜が最後に…」 NHK「クローズアップ現代」最終回

 
国谷裕子キャスター(撮影・桐山弘太)

 NHKの報道番組「クローズアップ現代」が17日、最終回を迎え、最後の出演となった国谷裕子キャスターが「長い間続けることができたのは、協力いただいた多くのゲストの方々、そして、何より番組を見てくださった視聴者のおかげだと感謝しています。本当にありがとうございました」と述べ、深々と頭を下げた。

 国谷キャスターは番組の最後、「23年間担当してきた番組も、今夜が最後になりました。この間、視聴者の皆さまから、おしかりや戒めも含め、大変多くの励ましをいただきました」と発言。

 その上で、「番組が始まった平成5年からの月日を振り返ると、国内、海外の変化の底に流れるものや、静かに吹き始めている風をとらえようと、日々もがき、複雑化し、見えにくくなってきた現代に少しでも迫ることができれば、との思いで番組に携わってきました」と振り返った。

 この日の番組では、「未来への風~“痛み”を越える若者たち~」と題し、社会で声を上げる若者たちを特集。学生団体「SEALDs(シールズ)」中心メンバーの奥田愛基さんや歌人の鳥居さんらの活動を取り上げた。

 番組は4月4日から、月~木曜午後10時に放送時間を移し、「クローズアップ現代+(プラス)」としてリニューアルする。

 国谷キャスターは番組終了後、NHKを通じてコメントを発表した。

 「23年前に『クローズアップ現代』という番組に出会って以来、見えないゴールに向かって走り続けてきたように思えます。

 時代が大きく変化しつづける中で、物事を伝えることが次第に難しくなってきましたが、今日という日を迎えて、自分の人生に大きな区切りをつけることが出来たとの想いです。

 番組を通して出会った人々から得られた多くのことを今後に活かしていきたいと想っています。

 平成28年3月17日 国谷裕子」