四国電、伊方原発1号機の廃炉を役員会決定 佐伯社長が愛媛県知事に説明

 

 四国電力は25日、運転開始から40年近い伊方原発1号機(愛媛県伊方町、56万6千キロワット)の廃炉を決定したことを明らかにした。同日午前の取締役会で決議した。

 原発の運転期間は、原子力規制委員会が認めれば最長20年まで延長が可能だが、多額の安全対策費がかかるため投資に見合う収益が得られないと判断。2011年9月に定期検査で停止した1号機を再稼働させないことにした。

 四国電の佐伯勇人社長は25日午前、松山市の愛媛県庁で中村時広知事と会い、廃炉方針を伝えた。四国電の判断は、老朽原発を運転延長するか廃炉にするか検討している他の大手電力に影響を与える可能性がある。

 伊方1号機は来年9月に原発の40年規制の期限を迎える。電源ケーブルの安全対策費などで少なくとも一千数百億円規模の投資が必要となることが分かり、四国電は費用に見合う効果を得られるか見極めた上で廃炉を選択した。