テレ朝会長「女子アナたくさん並べる意味が分からない」 NHK新番組を牽制

 

 テレビ朝日の早河洋会長兼CEOは29日の記者会見で、「報道ステーション」が放送されている平日午後10時台のニュース競争が4月から激化する見通しであることについて、「競い合うことにもなるし、現場は緊張感を持って仕事ができるのではないか」と述べ、他局の“挑戦”を受けて立つ姿勢を示した。

 NHKは4月から、女性アナウンサー7人が日替わりでキャスターを務める「クローズアップ現代+(プラス)」を月~木曜午後10時に編成。BSでは、BS11が「報道ライブMOVE UP22」を4月からスタートさせるのをはじめ、月~金曜午後10時のニュース番組はNHKBS1「国際報道」、BS日テレ「深層NEWS」、BSジャパン「日経プラス10」など活況を呈している。

 早河会長は「『報道ステーション』はそんなに(他局にとって)くみしやすいのかな、と驚いている」と冗談めかしつつ、「思えば(久米宏キャスターの)『ニュースステーション』時代、NHKの9時のニュースを拡大されたり、TBSが同種の番組をぶつけてきたりしたが、そういう競争関係を克服してきた経験がある」と振り返り、「報ステ」への自信をにじませた。

 その上で、NHKの「クロ現+」を念頭に、「女子アナをたくさん並べるのがどういう意味か、私は分かりませんけれども…」と、NHKを暗に牽制した。

 一方、4月から富川悠太アナウンサーがキャスターを務める新たな「報ステ」について、早河会長は「富川アナ、小川彩佳アナ、(共同通信客員論説委員の)後藤謙次さんのトリオには安定感を覚える。視聴者から好感を持たれるのでは」と期待。

 「ただ、問題は番組の中身。取材や中継を多用し、どう視聴者ニーズに応えられるかが鍵になるのではないか」と述べた。