王将フード株、売り注文殺到で値が付かず 不適切取引で不信感拡大

 

 30日午前の東京株式市場で、王将フードサービス株に売り注文が殺到し、値が付かずに取引を終えた。1990年代半ば以降に特定の企業グループの経営者と計約260億円に上る不適切な取引を続け、うち約200億円を流出させたと同社の第三者委員会が29日に発表し、投資家の間に不信感が広がった。

 在阪の証券マンは「企業のマイナスイメージは避けられず、業績への影響も否定できない」と話していた。

▽王将、不適切取引で260億円流出 第三者委が経営陣批判