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アクティブシニアが輝ける場を□ロゼッタホールディングス会長兼社長・飯田正己氏に聞く
女性を主体としたアクティブシニア向けに、イベントや会員サービス、出版事業など多彩なビジネスを展開しているロゼッタホールディングス。2015年には老舗宝石メーカーの三貴の経営に参加、また、今年1月にはフランチャイズチェーン(FC)展開を念頭に置いたセレクトショップを立ち上げるなど、アクティブシニアが活躍できる機会の創出に力を入れている。グループを率いる飯田正己会長兼社長は、リスクや逆境をポジティブに捉え、それを成長の原動力に変えてきた人物で、「アクティブシニアを元気にしたいという強い信念をもってビジネスを進めています」と話す。
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■義理・人情・思いやりを大事にしたい
◆会員向けに交流会や出版事業
--ホールディングカンパニーの傘下に数社の事業会社をもって、アクティブシニアの応援に力を入れています。その狙いは何ですか
「傘下の事業会社である『Shunka(しゅんか)』などを通じて、アクティブシニアを応援する事業を展開しています。高齢化社会を迎えている日本では、現在、さまざまな企業がアクティブシニアの取り込みを検討しています。ただ、その大半は企業イメージの向上や企業戦略上、老人介護施設をつくったり、身体の不自由な老人を大事にしていますというのが多いですが、私はそんな企業イメージのアップ、すなわち好感度をあげることはしたくありません。それよりも、小学校低学年の頃に体験した『古き良き時代』の日本の環境が好きなので、昔の日本人の義理・人情・思いやりを重んじながらシニア層に対して何かできないかと考えてShunkaを設立しました。Shunkaは会員組織である『Hana倶楽部』を運営し、会員向けサービスとしてイベント交流会や出版事業などを手掛けています」
「今、高齢化社会というとメディアでは、介護や身体の弱い人たちが取り上げられますが、約3500万人いるといわれている高齢者の中で介護施設に入居している人や身体の不自由な人は約2割です。それ以外の人は元気です。私は元気なアクティブシニアにスポットをあてて、もっと前面に押し出してあげたいと考えました。3年半くらい前に老人ホームや介護施設を視察しましたが、3000万~1億円かかる高級老人ホームに入居している人は高額なだけあって満足しているようでしたが、一般的な老人ホームにいる人には覇気があまり感じられませんでした。こういう現状を目の当たりにして、私はアクティブシニアを元気にしたいという強い信念をもってビジネスを進めています。現在の政治家や一部上場企業の代表者で、個性のある人は少ないように思えます。例えば、新潟では田中角栄元首相は英雄視されていますし、鹿児島では京セラ創業者の稲盛和夫さんも同じです。昔は政治家にしても企業人にしても信念のある人がたくさんいましたが、今はパフォーマンスの人が多いように思いますね」
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