プログラミング教育を企業向けに本格展開 ディブ・真子就有社長

 

 短期集中のプログラミング教育サービス「テックキャンプ」を運営するdiv(ディブ、東京都渋谷区)の真子就有社長は、法人向けの研修サービスを本格展開する方針を明らかにした。未経験者を1カ月程度で技術取得させることができる独自の教育プログラムを大手企業の社内研修にも活用する。日本から世界的なサービスを生み出す人材を増やすことを目標に掲げる真子社長は「優秀な人材が集まる企業のプログラミング技術の向上を支援したい」と意気込んでいる。

 --「テックキャンプ」の特徴は

 「未経験から1カ月でサービスを作ることができるように設計したプログラミング教育サービス。自分のプログラミング学習経験から、とにかく手を動かして、分からないことはすぐに聞くことが一番の近道であることを実感し、講義を一切なくし、その場で学べる学習環境を提供することを心がけた。学習教材を分かりやすさにこだわって5000回以上アップデートし、分からないときにすぐに疑問を解消できるように、東京と大阪の教室でも、オンラインでも、エンジニアメンター(講師)に対し、質問し放題の環境を整えた」

 --受講生の反応は

 「70人を超える優秀なエンジニアメンターをそろえていることが、テックキャンプの強み。また、やる気を継続してもらうように、事務局からメールや電話でコミュニケーションを取るなどのサポートにも力を入れている。受講後の満足度調査では98%が非常に満足または満足したと回答していただいた。スタートから1年で2000人以上が受講し、自分のアイデアを形にし、活躍する卒業生も出てきている」

 --今度は企業向けサービスにも力を入れる

 「日本発の世界的なサービスを生み出す人材を増やすことが、この教育サービスを始めたきっかけで、そのためには個人だけでなく企業の人材育成にも力を入れる必要があると考えた。ある大手企業の内定者研修でテックキャンプを提供したところ、参加した100人全員が2カ月間で、オリジナルサービスを開発するまでになった」

 --今後も、プログラミング教育への関心は高まるか

 「プログラミングを始めとした実践的なITスキル教育市場は間違いなく拡大していくとみており、テックキャンプ事業も今後5年にわたって成長を続けられると考えている。今後はスキルを提供して終わりにするのではなく、仕事や就職まで支援していくことを考えている」(小島清利)

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【プロフィル】真子就有

 まこ・ゆきなり 青山学院大学在籍時代からエンジニアとして複数のITベンチャーに勤務。在学中に起業後、複数のサービスのリリースを経験した。学生時代にプログラミング学習を体験し、技術を習得するまでの時間の多さに非効率さを感じ、テックキャンプを立ち上げた。26歳。福岡県出身。

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【会社概要】ディブ

 ▽設立=2012年3月

 ▽本社=東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル3号館8F

 ▽資本金=100万円

 ▽従業員数=10人

 ▽事業内容=プログラミング教育サービスの提供