三菱自、北京モーターショーでは不正問題“封印” SUV宣伝に終始
25日、北京で開幕した北京モーターショーで三菱自動車の宣伝に一役かった人気歌手の張信哲氏。不正封印の三菱幹部に代わって謝罪?いえいえ歌い終わった際のお辞儀です(川越一撮影)
【北京=川越一】北京国際モーターショーが25日、北京郊外の国際展覧センターで開幕した。三菱自動車の燃費データ不正問題が発覚後、初の国際モーターショーとなるが、同社は記者発表会で問題について一切触れず、人気歌手を動員してスポーツ用多目的車(SUV)の宣伝に終始した。
発表会後、広汽三菱の杜志堅副総経理は記者団に対し「(中国で販売している車は)国の認可を通っているので安心してください」と訴え、中国国内での販売への影響を否定した。
一方、三菱自から軽自動車の提供を受けていた日産自動車のカルロス・ゴーン社長は「調査結果が明らかにされるまで待つ。全ての事実がテーブルの上に出そろってから決定を下すことになる」と述べた。
関潤専務執行役員(中国事業統括)は「三菱自に商品を供給してもらった中での不具合なので、責任を取っていただく」と主張した。
日本メーカー各社は今回、燃費規制や排ガス規制が強化された中国の現状を踏まえて環境対策をアピールした。中国で人気のSUVや、若者をターゲットにした小型車の売り込みも目立った。
トヨタ自動車は、2018年に中国で「カローラ」「レビン」のプラグインハイブリッド車(PHV)を発売すると発表した。
日産は自動運転車「IDSコンセプト」や安全機能を充実させた新デザインの「ティーダ」を中国で初めて披露。マツダは新型クロスオーバーSUV「CX-4」を世界初公開した。
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