三菱自・決算会見詳報(下)週刊誌報道の父親発言に社長反論「仕事上の関係は全くない」

 
記者会見で頭を下げる三菱自動車の相川哲郎社長(中央)ら=27日午後、東京都港区

 --益子修会長は問題発覚後、一度も表に出ていないが、今どんな役割で何をやっているのか。辞任するとの新聞報道もある

 相川社長「新聞の報道は全くの憶測記事。会長は緊急対策タスクチームのリーダーとして毎日、関係各部門の情報を集めて指示を出している。私がここに出てくるのは、会社の執行責任者であるということで説明している」

 --益子会長も辞任の意向は示していないのか

 相川社長「憶測の記事に私が答えることはできない。そういう話をしたこともない」

 --業績見通しはどの段階で出すのか。株価がほぼ半額になっていることについてどう思うか

 相川社長「業績見通しを出せる時期はみえていない。軽だけでなく、全車種への影響がみえないと見通せないとおもっている」

 田畑常務「株価は急落していて、株主の皆様には大変申し訳ない。急落の原因として先行きの見通しをお示しできてない。業績もそうだが、どの程度の影響があるか明確に示せていないこと、分からないことが不安に思われ、多大な影響を与えているのだろう。一刻も早く業績に与える影響を把握して予想数値を公表していく。今、私どもに科された使命だと思う」

 --コーポレートガバナンス(企業統治)のことだが、役員は外部役員も全員三菱グループになっているのはでないか。週刊誌(週刊新潮)で三菱重工業の(元社長で相川社長の父親の)相川(賢太郎)氏が「『不正をした人をとがめてはいけない』と社長に伝えた」とあったが、そんな会話があったのか

 相川社長「弊社の取締役、監査役は三菱グループ以外の方も入っている。決して三菱グループだけで組成した取締役会ではない」

 「雑誌の記事だが、私は記事が載ってから知った。これについては、仕事上、何の関係もないので、プライベートな案件になるので、お答えを差し控えたい。仕事上の関係は全くございません」

 --今回の問題の成り行き次第では、軽自動車からの撤退、自動車生産からの撤退はあるのか。サッカーの浦和レッズのスポンサー関係で、影響を及ぼすことはあるのか

 相川社長「現時点で軽からの撤退とか、自動車事業からの撤退は全く考えてない。浦和レッズも現状通りでございますが、スタジアムでの広告宣伝は自粛したいと考えております」

 司会「時間になりました。ここで終了させていただきたいと思います」

 《約50分の会見中、自らの辞任と父親の発言について質問された際は感情的な素振りを見せたものの、それ以外は冷静に言葉を選びながら答えた印象の相川社長。直後にアナリスト向け説明会が予定されていることもあり、足早に会場を後にした》