三菱自、17年3月期の業績予想見送り 財務面の影響は?「数字あげるのは困難」

 
三菱自動車本社のショールーム=4月22日、東京都港区(早坂洋祐撮影)

 燃費データ不正問題に揺れる三菱自動車は27日、2017年3月期の業績予想の公表を見送った。顧客への補償や販売への影響など不正による損失がどの程度膨らむか見通せないため。記者会見した相川哲郎社長は、不正を発表した20日以降に国内で1日当たりの受注が半減したことを明らかにしたうえで、財務面の影響について「数字をあげるのは難しい」と述べた。

 三菱自はデータの不正操作があった軽自動車の販売を中止。今後、購入者らへの補償やエコカー減税の返還、販売減に伴う損失などが想定される。

 相川社長は業績予想について「全車種への影響が見えないと見通せない」と述べ、軽自動車に加え、法定と異なる測定方法を用いた他の車種の調査などに一定のメドがついた段階で公表したい考えを示した。建設中のインドネシア工場の投資は予定通り行うが、田畑豊常務は状況次第で投資を見直す可能性を明らかにした。

 同時に発表した16年3月期連結決算は売上高が前期比4.0%増の2兆2678億円、最終利益は24.6%減の890億円で7期ぶりの減益だった。