JR3社、最終益過去最高 16年3月期 訪日客、ビジネス需要増
JR東日本、JR東海、JR西日本の3社が27日発表した2016年3月期連結決算は、売上高と各利益項目がそろって過去最高となった。昨年3月の北陸新幹線の金沢開業や訪日外国人観光客の利用増、ビジネス需要の増加などが業績を押し上げ、最終利益はそれぞれ前期比30%前後の大幅な伸びとなった。
JR東日本は、北陸新幹線の増収効果が並行在来線の移管影響を差し引いて455億円に上り、上野東京ラインの開通も40億円近い増収につながった。「訪日外国人客の利用や9月のシルバーウイークの観光需要も大きかった一方で、災害は少なく、良い要素が重なった」(森本雄司常務)形だ。
JR西日本も金沢開業効果が同289億円に上った。その結果、運輸部門の営業利益を前期比245億円伸ばしたほか、金沢・富山エリアや大阪駅北口の商業施設開業などが貢献し、不動産部門も同75億円の増益となった。
JR東海は、東海道新幹線の運輸収入が4.2%増の1兆1920億円。1日平均358本の列車を運転し、ビジネス・観光需要を取り込んだ。また在来線も、飛騨・高山地方への列車などが貢献し、2.9%増の1026億円を稼いだ。ジェイアール東海高島屋や日本車輌製造などグループ会社も147億円の増収だった。
17年3月期の売上高は、3社ともほぼ横ばいの見通し。ただ東日本と西日本は新幹線の大規模改修費の積み立て開始で6%前後の最終減益を見込む。
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■JR3社の2016年3月期連結決算
(売上高/営業利益/最終利益)
東日本 2兆8671(4.0)/4878(14.1)/2453(36.0)
東海 1兆7384(4.0)/5786(14.2)/3374(27.8)
西日本 1兆4513(7.5)/1815(29.9)/858(28.7)
※単位=億円、カッコ内は前期比増減率%
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