GWは7年ぶり安値に ガソリン価格 行楽に恩恵 「満タンで給油する人多い」
都内のセルフスタンドではレギュラーガソリンの価格が1リットル当たり100円台前半の店舗が多い(東京都世田谷区)
今年の大型連休(ゴールデンウイーク、GW)は、ガソリン価格が7年ぶりの安い水準となりそうだ。経済産業省資源エネルギー庁が27日発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、18日の前回調査より50銭高い117円10銭だった。原油価格の上昇を受け7週連続の値上がりとなったが、前年の同時期に比べ20円程度安い。来週もガソリン価格は値上がりするとみられるが小幅にとどまる見込みで、ガソリン安は自動車で遠出する行楽客の恩恵となりそうだ。
「満タンで給油する人が多い」。GWを前に都内のガソリンスタンドの店員はこう話す。首都圏のセルフスタンドではレギュラーガソリンを1リットル当たり100円台前半で販売する店舗が多い。価格が高い時には金額を指定する客もいたという。
石油情報センターによれば、4月25日時点の全国平均小売価格は2015年4月末と比べ16%、14年4月末に比べ29%低く、09年4月末(115円90銭)以来の低水準だった。
ガソリンの原料となる原油価格は今年2月に指標となる米国産標準樹種(WTI)が一時1バレル=26ドル台まで下落した。その後、過度な供給過剰懸念が後退して反発し、26日は44.04ドルで取引を終えた。それでも100ドル超で推移していた14年夏に比べ4割程度の水準だ。
原油安を背景に石油元売りはガソリンの卸価格を引き下げた。GWはガソリンスタンドにとって繁忙期となるだけに、価格競争も激しくなりそうだ。
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