ユニクロの「エアリズム」、グローバルブランドへ
ユニクロが、冬場の「ヒートテック」に次ぐ通年のインナーとして力を入れる「エアリズム」が勢いを増している。今期のメンズは、ネックと袖口の縫い目をなくすカットオフ技術を用い、アウターに響きにくい「シームレス」タイプ、ウィメンズは、優れたストレッチ性で心地よいフィット感と、衣服内のもたつきを軽減した「ウルトラストレッチ」シリーズを新たに投入。キッズやベビーには通気性を高めた「メッシュ」シリーズも加え、商品ラインの一段の強化を図り、グローバル戦略ブランド「エアリズム」の育成に懸命だ。
「エアリズム」は、あらゆる人の肌に究極の心地よさを提供するコンセプトで開発した商品で、男性顧客には「汗による不快感や汗染み対策を手軽にできる吸汗・速乾性に優れたインナー」、女性顧客には「汗によるべたつきも、冷房の冷えも両方解決してくれる吸放湿性に優れた商品」として消費者の支持を得ている。メンズは東レと共同開発したマイクロファイバー、ウィメンズは旭化成が生産している、コットンから生まれた潤いのある滑らかな繊維「キュプラ」と東レのマイクロナイロンを複合した特殊な繊維の開発で実現したもの。
同社は原料素材の開発が商品ヒットには重要という考えのもとに、社内にいち早く「戦略素材開発部」を設置、大手繊維素材メーカーとパートナーを組み、素材開発に乗り出してきた。「保湿機能、消臭機能、抗菌機能、ストレッチ性などの高機能素材の開発が成長の決め手になる」(戦略素材開発部・部長西川雅昭氏)ことから、高機能ウエアの先端を行くスポーツウエアなどのカジュアルウエアへの一般化も加速させる考えである。
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