タカタ、130億円の最終赤字 リコール費用が想定以上に膨らむ

 

 タカタは9日、2016年3月期業績予想を下方修正し、最終損益が130億円の赤字になると発表した。赤字は2期連続。従来は50億円の黒字を予想していたが、エアバッグのリコール(回収・無償修理)関連費用が想定以上に膨らみ特別損失として166億円を計上することなどが響いた。

 売上高は為替レートの変動の影響で従来予想比20億円減の7180億円、営業利益は20億円増の420億円とした。リコール関連費用は部品不足で、修理が可能になるまで、エアバッグを一時停止する作業が必要になったことなどで増えた。