「日本で飲む1リットルの水がアフリカで10リットルに」ボルヴィック「1L for 10L」プロジェクト 10年間の軌跡とこれからの想い(PR)
ナチュラルミネラルウォーターのボルヴィック(Volvic)は、昨年に引き続き5月1日から8月31日まで「1L for 10L (ワンリッター フォー テンリッター)」を実施する。期間中のすべてのボルヴィック商品を購入すると売り上げの一部がユニセフに寄付され、アフリカのマリ共和国でユニセフが実施する安全な水を供給する事業への支援に充てられる。同キャンペーンはこの9年で清潔で安全な水の提供を実現し、現地・マリの人々の生活を大きく変えてきた。2007年のスタート時から「ユニークでわかりやすく賛同したい仕組み」として注目を集め、10年を迎える今年で一区切り。これまでの活動実績や最終年の意気込み、今後についてキリンビバレッジ・マーケティング部の星島義明氏と中丸園子氏に聞いた。
500mlを2本買えば開発途上国の支援に
今年で10年目を迎えるボルヴィックとユニセフのタイアップキャンペーン「1L for 10L」。仕組みはとてもシンプルで「日本で飲む1リットルがアフリカで10リットルの水を生む」というもの。つまり、500mlの水を2本買えば開発途上国で安全な水を10リットル生むのだ。わかりやすくまとめると下記のようになる。
★「1L for 10L」(ワンリッター フォー テンリッター)プログラムって?
マリ共和国でユニセフが実施する水プロジェクトを輸入ナチュラルミネラルウォーターブランド・ボルヴィック(Volvic)が支援。マリの子どもたちとコミュニティが清潔で安全な水へアクセスできることを目指し、ボルヴィック商品の売り上げの一部がユニセフに寄付される。
★プロジェクトに参加するとどうなるの?
【支援される側が健康になる(衛生環境や生活水準の向上)】
・手押しポンプ付の深井戸建設や壊れた井戸の修復、ソーラーパワー式の簡易給水設備への改修が行われ、衛生的な水を使えるようになる。
・汚れた水を飲むことで感染する寄生虫病のひとつメジナ虫病をはじめ、下痢やコレラなど水に起因する病気の発症率も低下。
・日常的に洗濯や水浴びができ、清潔な暮らしができるようになり、農作物を栽培できるようにもなる。
【子どもの就学率が上がる】
・水汲みで忙しかった子どもたちが学校へ行くことができ、友だちと遊ぶなど子どもらしい時間を過ごせるようになる。
【女性たちの水汲みの負担が軽減】
・家事に費やす時間が増える。
・家の近くにできた井戸の水で野菜を育て、以前より栄養のある食事を作れるようになる。
個人の自発的な気持ちから始まるボランティア活動は統一された定義がないが、参加したくてもなかなか踏み切る機会がないという人が多かった。ところが、2011年3月11日に起きた東日本大震災で人々の意識は大きく変わる。自分のできることから参加でき、特別な技術や知識がなくても行える活動も多いということがわかったからだ。
「弊社のアンケート調査(プログラム開始2007年当時)で社会貢献に興味があるけどなかなか行動できない方が7割という結果でした。あとは地球温暖化で世界の水問題が注目され始めたこともあり、1日に何万本と売られているボルヴィックを通じて持続的な社会貢献活動ができるのではないかと考えたのです」(星島氏)
井戸がひとつ増えるだけでライフスタイルが変わる
2007年から毎年同時期に実施される「1L for 10L」は「子どもたちの命や健康を守るために清潔で安全な水を届けたい」というユニセフの活動にボルヴィックが賛同したことから始まった。その対象として、大きな水問題を抱えているアフリカ、中でも“持続的な”活動を目的に、当初比較的活動のしやすかったマリへの支援を決めた。ボルヴィックを購入するだけで手軽に社会貢献に参加できるというわかりやすいコンセプトで年齢や性別を問わず共感を呼ぶ。
その結果、昨年までの9年間で47億リットル(ボルヴィックがユニセフの支援を通じて作った井戸から10年間にわたって供給される水の総量を元に算出)の支援を実現させた。
「2016年4月時点では、手押しポンプ付の深井戸90基が建設され、故障していた井戸169基を修復しました。ソーラーパネルを利用して水をくみあげる給水設備を設置した施設も18基あります。9年で新設・修復した井戸は277基、約28万人の方々に清潔で安全なお水を提供しています」(中丸氏)。
清潔で安全な水が使えるようになったことで、人々は日常的に洗濯をし、安心して料理ができ、体を洗い、衛生的で健康な生活を送れるようになった。2007年には約300件だったメジナ虫病の発生件数が年々減少し2015年には5件にまで減ったという。
メジナ虫病は、泥やほこり、ゴミなどで汚れた不衛生な水が原因で発生する寄生虫病。メジナ虫は水に混じるミジンコの一種を媒介して人の体に入り、1mほどに成長して最後は皮膚を破って出てくるという。死に至ることは少ないものの、仕事や家事など普段の生活がままならず大きなダメージをもたらす。
多くの人がかかっていた病が井戸の増加で減少するということは、人々の生活が劇的に変わることになるのだ。現在までに、本プロジェクトで井戸のできたコミュニティでは、新たにメジナ虫病の発生はない。
ちなみに、500mlのボルヴィック1本分の支援で、マリの家庭で1人が1日に使う水の4分の1相当が生まれるという。
子どもたちが夢を語れる未来に
清潔な水を飲めるようになることで、喉が潤うだけでなく、病気が減り健康になり、食事も美味しくなる。食べる楽しみが増えると心も穏やかになる。心が穏やかになると笑顔が増えて子どもたちの成長も健やかになる。
実際、ボルヴィックのスタッフが現地視察へ行き、「井戸がある地域とない地域では人の顔つきが違う」と感じたそうだ。支援を継続する中で現地の子どもたちが次第に夢を語る姿に出会えたこともあったというエピソードもある。
「井戸が増えて子どもや女性が水汲みの仕事から解放され就学率が大きく上がったことや、ユニセフのスタッフさんがメンテナンス方法を現地で指導してくださるなど継続して井戸を利用できるような支援も行われていること、これらも私たちの中では大きな成果だという実感があります」(中丸氏)
今回、ボルヴィックがユニセフのプロジェクトに賛同したのは「水を扱う会社として世界の水にまつわる問題を解決したい」という思いと、パートナーであるユニセフが取り組む「世界の子どもたちの健康と平和」への思いに共感したからだ。
西アフリカに位置するマリは豊かな文化と広大なニジェール川を有する美しい国だが、5歳未満の子どもの死亡率が世界で7番目に高いという。子どもの生存が厳しくユニセフが重点的に活動している国のひとつである。開発途上国を取り巻く水問題を「ボルヴィックを2本買う」という行動で明るい未来に変えることができるのかもしれない。
10年を終え、今後は現地の自立をサポート
「1L for 10L」プログラムは、本国フランスを始めとしたヨーロッパ各国のリードで実施されていたが、現在日本のみで続いており、今年10年という節目を迎え、支援自体は一区切りとなる。
「プログラム開始初年度は、生活者が参加しやすい支援であるが故に、プログラムを広げていくことに苦労しました。2年目以降、前年の支援結果を具体的に数字で掲出することで、より多くの皆様にプログラムを知って頂くことができました」(星島氏)
「子どもたちの健康ということを考えると、メジナ虫病を完全に撲滅ができていないことが悔しいですが、この10年の発生率の推移をみると劇的に減少しました。10年を区切りにしたのは、現地の方々の自立のタイミングを見極めることも大事だと考えるからです。家電の保証書のように井戸の保証書をお渡しするのではなく、村の人たちが井戸をライフラインとして継続的に良い状態を保つために自分たちでメンテナンスしていく。ユニセフさんを通じてメンテナンスの技術を伝えるなど、これからの10年は角度を変えてサポートが続きます」(中丸氏)
10年目の今回は、現地のユニセフスタッフと連携し、マリの現状や支援の成果をSNSなどで発信していくという。
「2007年のスタートの時に立ち返ってプロジェクトの本質を多くの人に伝え、ユニセフさんを通じて現地とのコミュニケーションを大切にすることが今回のテーマです」(星島氏)
自分たちが暮らすこの世界が、自分たちの少しの支援でよりよい場所に変わっていく。水を飲むという普段の行動で子どもたちの笑顔が増えていくーー。「1L for 10L」集大成の10年目がスタートする。
(提供:キリンビバレッジ)
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