多様化する接待向け飲食店と手土産

ぐるなびのチョットぐな話
表彰された「接待の手土産2016」特選の6商品の代表=4月27日、東京都目黒区のウエスティンホテル東京

 一昨年度から企業の接待飲食費に対する課税が緩和され、接待の飲食店選びの決定権を持つ秘書はますます忙しくなる。一方で来年4月に予定されている増税実施の判断にも注目が集まる。中でも、併せて導入される軽減税率の対象から外れた外食産業は関心が高い。秘書、飲食店の双方にとって、直接交流ができる場が必要だ。

 ぐるなびが運営する秘書のためのサポートサイト「こちら秘書室」は、今年の秘書の日である4月27日に、第14回「秘書会員懇親会」を都内ホテルで開催した。356人の現役秘書が集まる中、接待向け飲食店5店舗と手土産品企業6社がブース出展をした。加えて、3月24日に発表した「接待の手土産2016」の特選の中から代表として、当日ブースを出展した商品の表彰も行われた。

 懇親会が始まると各ブースには秘書が詰めかけ、熱心に話を聞く姿が見られた。IT企業で秘書を務める女性に話を聞くと、「海外の方を接待する機会が増えました。庭園にニシキゴイがいたり、目の前で天ぷらを揚げたりと、日本ならではのエンターテインメント性のあるお店が喜ばれますね」と教えてくれた。また、電気機器メーカーの秘書は「若い経営者は肉料理を好む方が多いので、フレンチやイタリアンが増えています」と話す。

 実際に接待は増えているのだろうか。高級イタリアンレストラン「COVA TOKYO」(東京都千代田区)総支配人の吉岡仁さんに聞くと、「税制緩和の効果は昨年の秋口から見えてきた」と言う。「通常、2~3月は歓送迎会が目立ちますが、今年は接待も多かったですね。中でもしっかり肉が楽しめるTボーンステーキのコースがよく出ています」と笑顔。

 和洋が融合した重厚な空間で鉄板料理を味わえる「銀座うかい亭」(同中央区)店長の大貝裕次郎さんは、「外国人を接待する機会が増えた」と言う。「外国人にとって鉄板焼きも日本食。店内のしつらえも気に入ってくださいます。これまでのおもてなしの積み重ねが指名をいただく理由だと思います」と自信をのぞかせた。接待相手の好みやニーズ変化によって、接待向け飲食店も多様化しているようだ。

 「接待の手土産2016」の表彰では、地元の特産である最勝柿の干し柿「最勝幸露柿」で特選を受賞した菜夢来(石川県志賀町)が代表してスピーチをした。特選受賞商品の中には、地域の特産品を生かしたもののほか、「惣菜・調味料・飲み物部門」での選出も目立つ。「高品質でありつつ意外性のあるものに注目している」「年配の方へは総菜が喜ばれる」と、手土産品にも目新しさも大切なようだ。

 接待向け飲食店や手土産へのニーズは変化している。「こちら秘書室」「接待の手土産」をぜひ活用してほしい。

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 ■こちら秘書室

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