関電 17年新卒採用300人に増員

 

 関西電力は16日、2017年4月入社の新卒採用を300人とする計画を発表した。2年連続の増加となる見込み。厳しい経営環境を踏まえ低い水準にとどめるが、電力とガスの小売り全面自由化による競争激化に備えて人材を確保する。内訳は事務系が40人、技術系が260人。昨年再開した高卒採用活動や、事務系の4割を女性にする目標も維持する。16年度実績は256人だった。

 関電は16年3月期連結決算で最終損益が5年ぶりに黒字化。ただ原発の再稼働時期が見込めず電気料金が高止まりしている。