ソニーが米AI企業に出資 ロボット開発を再開か
ソニーは17日、人工知能(AI)開発ベンチャーの米コジタイ社への出資を発表した。AIの新技術を共同開発し、3年以内に技術を応用した製品の実用化を目指す。かつて手掛けていたロボット開発の再開につながる可能性もある。
ソニーは顔や声を認識する犬型ロボットのAIBO(アイボ)や人型のQRIO(キュリオ)を開発したが、2006年にロボット事業から撤退。ただAI研究は継続し、スマートフォンやゲーム機に応用している。
ソニーによると、開発テーマは「好奇心を持つAI」。自律的に学習を深めるAIの開発や、芸術的な写真を好む撮影者に合わせて露光時間などを自動調整するカメラの開発も視野に入れているという。
コジタイは継続学習するAI研究が専門のマーク・リング博士がテキサス大の教授らと昨年設立した。ソニーの出資比率は20%程度とみられる。(共同)
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