リニア品川駅、全工区で契約終了

 

 JR東海は25日、リニア中央新幹線の品川駅の一部工事で新たに安藤ハザマと契約したと発表した。リニア品川駅は既に2つの工区で本格的な工事が始まっており、今回で品川駅は全ての工区で契約が終わり、工事が始まることになる。リニアの品川駅は、東海道新幹線品川駅の直下約40メートルの場所に、東海道新幹線を運行しながら建設する。今回は、東海道新幹線の地下に楕円形のトンネルを掘る特殊な掘削機の開発と、掘削機を地下に入れるための縦穴を掘る内容になる。契約期間は2021年6月末までの約5年間で、総工費は明らかにしていない。トンネルは幅約25~35メートル、高さ約20メートルで、複数の掘削機を組み合わせて施工する。