メルクセローノ、不妊治療事業を日本で強化 装置販売や製品拡充
レオ・リー社長
ドイツ製薬大手メルク傘下のメルクセローノ(東京)のレオ・リー社長(46)は3日、米シカゴでインタビューに応じ、不妊治療事業を強化すると明らかにした。年内にも日本で医療機関用の装置販売を始めるほか、治療薬の製品群も拡充する方針だ。日本政府が少子化対策に力を入れていることから「市場は広がっており、当社の治療薬も売り上げが伸びている」としている。
メルクセローノは、がん治療薬の販売も拡大することで売上高を2020年12月期に現在の2倍、25年12月期には4倍にすることを目指す。
リー社長は、医療機関用の装置は「薬の開発などで培った技術と知見を生かしており、不妊治療の効果を高められる」と強調した。
不妊治療薬の拡充に関しては、厚生労働省に申請した新薬が「欧米やアジアなどの複数国で既に使われている」として日本で製品化することに期待感を示した。
一方、近く社名から「セローノ」を外した新しい名称にすることも明らかにした。世界全体のブランドとして使う「メルク」を強調する狙いだ。(シカゴ 共同)
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