仙台国税局が日本産酒類の輸出促進

Sakeから観光立国
東北6県の酒類輸出関係者らが一堂に会した連絡会議。清酒輸出は6年連続で過去最高を更新した=仙台市青葉区

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 仙台国税局主催の「第5回東北地域酒類輸出促進担当者連絡会議」が1日に開かれ、光栄にも同連絡会議では初めてとなった講演会の講師を務めた。その後の本会議にも出席し、長年日本酒の国際化に努めてきた筆者にとって、大変貴重な機会に恵まれた。

 この連載でも、たびたび紹介してきたが、日本産酒類の輸出環境整備については政府が推進する「クールジャパン政策」の一環として、関係する内閣府や省庁をはじめ、地方自治体、関係機関が連携して取り組んでいる。

 仙台国税局でも13年以降、同連絡会議を4回開催してきた。関係機関が取り組んでいる酒類の輸出促進といった施策や東北各県の取組に関する情報交換、輸出状況に基づく意見交換を行っている。

 会議の冒頭、小原昇仙台国税局長は「清酒の輸出金額は約140億円と6年連続で過去最高を更新し、今後ますます輸出の拡大が期待される」と順調に日本酒の輸出が伸びていることを強調した。

 さらに「日本産酒類の輸出促進の取組を一層加速していく必要があることから、今後も関係機関との意思疎通を図り、輸出に取り組む事業者や業界団体の意見を伺いつつ、従来にも増して日本産酒類の輸出環境整備に取り組んでいく」と決意を示した。

 続いて関係機関のさまざまな取組が紹介され、活発な意見交換が行われた。

 中でも素晴らしいと感じたのは、日本酒の輸出や日本酒文化の情報発信とともに、「酒蔵ツーリズム」の環境整備活動が報告されたことだ。東北各地でインバウンド(訪日外国人観光客)の流入拡大を目指し、酒蔵を観光資源として活用する。

 仙台国税局は14年、全国に先駆けて「東北酒蔵マップ」を作成し、酒蔵ツーリズムへのビジョンを示していることは記憶に新しい。

 回を重ねるこの連絡会議も、着実に東北の地域資源磨きに貢献していると思う。

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【プロフィル】平出淑恵

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワインコンペティション、インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本代表。観光庁酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー、一般社団法人ミス日本酒顧問などを務める。