タカタ再建支援に27社名乗り 米ファンドや中国メーカー 年内に正式契約
タカタの高田重久会長兼社長
欠陥エアバッグ問題で業績が悪化しているタカタの経営再建支援に向け、国内外の27社がスポンサー候補として名乗りを上げたことが15日、分かった。米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)など複数の投資ファンドのほか、中国自動車部品メーカーの寧波均勝電子、米エアバッグ大手のキー・セイフティ・システムズなどが候補として手を挙げたとみられる。
タカタは、同社が設置した外部専門家委員会を通じて、出資企業を含めた経営再建計画の策定を進めている。同委員会は11月に再建計画をまとめる方向で、スポンサー企業とは年内に正式契約を結びたい考え。
今回、支援に名乗りを上げた27社のうち半分は内外の自動車部品メーカーなど事業会社で、残りの半分は投資ファンドとみられている。
ただ、出資者の選定に向けては難題も待ち構える。どこを選ぶかについてはタカタ製欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)の費用を立て替えている自動車メーカーの合意が必要で、想定以上に時間がかかる可能性があるからだ。
とはいえ、支援者探しに手間取ればタカタの経営危機が一段と深刻さを増すのは避けられない。ただでさえ2016年3月期の連結最終損益は130億円の赤字と2期連続の最終損失。タカタの純資産は3月末で約1245億円なのに対し、タカタと自動車各社で負担が決まっていないリコール費用は1兆円規模に上る。出資者探しに手間取れば、債務超過に陥るリスクもある。
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