富士通がスパコンに採用の高性能サーバーをバラ売り 9月から国内外で

 

 富士通は21日、東大、筑波大と共同開発中の新型スーパーコンピューターに採用されているPCサーバーシステム「プライマジーCX600M1」をユニット単位で日米欧やアジア・太平洋地域で9月から販売すると発表した。

 CPU(中央演算処理装置)には従来比2・5倍の毎秒3テラ(テラは1兆)回の演算処理性能を実現した米インテル製新型プロセッサーを搭載。1つのユニットに従来比2倍の8台のサーバーボードを収納でき、システム性能向上が可能。

 高速の並列処理が必要なコンピューターグラフィックスや金融分野のシミュレーションなどの用途に適しているとしている。価格はボード8台の基本構成モデルで1010万円。

 東大と筑波大が共同運営する「最先端共同HPC基盤施設」に導入される新型スパコンには、富士通のプライマジーCX600M1と同じサーバーが約8200台搭載され、今年12月に稼働する予定。最大演算処理速度は富士通が理化学研究所に納入したスパコン「京(けい)」の約2倍の毎秒25ペタ(ペタは1000兆)回を目指している。