気軽な交流でファンづくり かいえんたいどうじょう・TAKAみちのく代表
プロレス人気が復活しつつある。団体の乱立や人気レスラーの高齢化などを背景に、数年前には空席が目立った試合会場も、今や若い女性だけのグループの姿も少なくない。プロレス好きの女子を表す「プ女子」という言葉もあるほどだ。千葉県を中心に活動するプロレス団体「KAIENTAI DOJO」を運営するかいえんたいどうじょうのTAKAみちのく代表にプロレス界の現状や今後の事業展開について聞いた。
--現在のプロレスブームをどう見る
「新日本プロレスのようなメジャー団体やイケメンの選手を集めた一部団体ではこれまでプロレス会場とは無縁だった若い女性の取り込みに成功しているようだ。われわれのような団体でも会場に足を運んでくれる若い女性は増えつつある。会場の約半分が女性の時もある。女性ファンを大切にしていきたい」
--女性ファンづくりに向けた策は
「入場料を割り引いたレディースシートを設けたほか、冬の寒い時期にはひざ掛けを無料で貸し出したりしている。選手と気軽に握手したり、選手に声をかけられるのは、われわれのような小規模な団体ならではのサービスだといえる。こうしたファンとの距離の近さもファンづくりに貢献しているはずだ。今後は女性、男性を問わず、多くのファンづくりに注力していく」
--プロレスブームを背景に観客数は増えているのか
「観客数のピークは立ち上げ当初だが、ブームといえどもその水準にまで戻っていないのが実情だ。ただ、約7~8年前にはピークの6~7割減まで落ち込んだ。現在はピークの2~3割減にまで回復している」
--課題は
「現在は興行をやれば黙ってでもチケットが売れるような時代ではない。テレビCMなどを流せればいいが、資本は限られる。このため、千葉県内のお祭りやイベントなどに顔を出し、われわれの認知度アップと興行の宣伝などを行っている。地道な活動だが、集客のアップにつながるはずだ」(松元洋平)
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【会社概要】かいえんたいどうじょう
▽本社=千葉市中央区都町3-4-17
▽設立=2001年11月
▽資本金=300万円
▽従業員=5人
▽売上高=約6000万円(16年3月期)
▽事業内容=プロレスの興行、関連グッズの販売、選手育成、会場の貸し出しなど
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【プロフィル】TAKAみちのく
たか・みちのく 岩手県立盛岡工業高卒。ユニバーサルプロレス入団。1992年みちのくプロレスの設立・運営などに携わる。97年米プロレス団体、WWF(現WWE)に移籍。2002年から現職。42歳。千葉県出身。
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