テレ東「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」、25日に九州編 被災地にエール

 
熊本地震の被災地にエールを送る太川陽介(左)と蛭子能収

 ■太川陽介&蛭子能収、「活気戻って」被災地にエール

 俳優の太川(たがわ)陽介(57)と漫画家でタレントの蛭子能収(えびす・よしかず)(68)が路線バスを乗り継ぎ、目的地を目指すテレビ東京系旅番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。九州を舞台にした第23弾「宮崎・青島~長崎・グラバー邸」が25日午後6時半、放送される。2人は熊本地震発生時、佐賀県に滞在していたことを明かし、「番組で(九州の人々に)ちょっとでも笑顔になってもらえれば」とエールを送った。

 宮崎から長崎を目指した今回のロケ中、2人は熊本を通過。その後、佐賀に滞在していた4月14日、熊本地震が発生した。ロケ自体は無事に終了したが、2人はショックを受けた様子。太川は「自分たちが通った所の(被害の)映像も見たので、つらいです」と沈痛な表情を浮かべた。

 番組は当初、5月中旬に放送される予定だったが、現地の状況を考慮して見合わせていたという。蛭子が「番組を見て九州を思い出して、『九州に行ってみよう』という観光客が増えたらいいなと思う」と期待を込めると、太川も「僕たちが行ったときは観光客でにぎわっていたので、活気を取り戻してほしい」と続けた。番組序盤には、2人から現地に向けたメッセージも放送されるという。

 一方、ロケの内容自体は恒例の“珍道中”だったようだ。今回は歌手で女優、はいだしょうこ(37)が女性ゲスト「マドンナ」として旅に参加。蛭子は「ボヤッとしていたよね。俺に近かった」と言い切り、太川を苦笑いさせた。

 目的地の長崎は、蛭子の故郷。蛭子は「(帰郷は)久々ですね。(北九州市の)小倉のボート(競艇場)に行くばかりなので」とユーモラスに語りつつ、「故郷なので、絶対にゴールしたいと思っていた」とやる気を見せる場面も。ただ、太川は「(蛭子は)何の助けにもなりませんでした」とバッサリ。相変わらずの息の合ったコンビぶりを見せていた。

 平成19年に始まり、不定期放送されてきたシリーズも、はや23回目。独特のゆるい空気感が支持を広げてきたことを、太川は「コツコツやっていれば、いつか流れが来る。人生が変わりましたね」と振り返る。「最近の一番好きな言葉は『ま、いっか』。蛭子さんに会えたおかげもあって、他人も自分も許せるようになった」と笑い、マイペースな蛭子への感謝を、ほんの少しだけにじませた。(三品貴志)