住宅ローン金利過去最低に 三菱東京UFJは固定型10年0.55%

 

 三菱東京UFJ銀行は28日、7月に適用する住宅ローンの固定型10年の最優遇金利を過去最低の年0.55%にすると発表した。みずほ銀行も過去最低水準まで引き下げる方針。住宅ローン金利引き下げの動きは一段落していたが、申し込みが増える秋に向けて競争が再燃している。

 三菱東京UFJは、7月の固定型10年の最優遇金利を6月と比べて一気に0.30%低くした。みずほ銀行は6月から0.05%引き下げ、0.75%に設定する方向だ。

 各行が住宅ローン金利を引き下げるのは、指標としている長期金利が低下していることが背景にある。代表的な新発10年債の利回りは28日にも過去最低を更新した。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる混乱で投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる国債が買われている。

 ただ、理由はそれだけではなさそうだ。日銀のマイナス金利政策導入後、住宅ローンの申し込みは急増しているが、増えているのは借り換えが中心だ。秋は住宅ローンの申し込みが増える時期で、各行は先行して魅力的な金利を打ち出すことで新規の顧客を呼び込む狙いもあるとみられる。