BMW上級副社長「自動運転の技術的土台つくる」 IT企業連携で加速

 
イアン・ロバートソン上級副社長

 独自動車大手BMWグループのイアン・ロバートソン上級副社長は8日、東京都内でフジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、米半導体大手インテルなどとの提携で、「自動運転を可能にするプラットフォーム(技術的な土台)をつくる」と述べた。BMWは2021年までに運転手の操作がいらない「完全自動運転」の市販化を目指しており、IT企業との連携で開発を加速する。

 BMWは5月に最高級モデル「7シリーズ」に遠隔操作で自動駐車するモデルを追加。ロバートソン氏は、「7シリーズの技術をほかのモデルにも展開していくが、完全自動運転には少なくとも5年かかる」と述べた。

 米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズの「自動運転モード」で起きた死亡事故については、「まだ技術が成熟していない」と指摘。事故の責任は「まず運転手が負うが、完全自動運転で(所在が)変わる可能性がある。各国で十分に議論すべきだ」と話した。

 一方で、運転手の操作ミスが事故原因の多くを占めることを挙げ、「技術の進展でミスが減り、クルマの安全性は高まる」とメリットを強調した。

 BMWは今月1日、インテルや、自動車向けカメラ関連技術を持つイスラエル企業モービルアイと自動運転技術の開発で提携すると発表していた。