日本の開始まだ?「ポケモンGO」めぐり情報錯綜 マクドナルドは夜にコラボ実施を発表

 

 米国などで配信され爆発的人気となっているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」。日本ではまだ配信されていないが、早くも“商戦”が動き出した。日本マクドナルドは20日夜、ポケモンGOとのコラボレーションを近々実施すると発表した。位置情報を利用したゲームだけに、ゲーム内でアイテム(道具)などを取得できる場所を特定の店舗に設定し、集客を促すとみられる。

 ポケモンのブランド管理などを行う企業ポケモン(東京)によると、ポケモンGOはすでに35カ国で配信されている。一方でポケモンの“生まれ故郷”とも言える日本での配信開始が遅くなっていることをめぐり、情報が錯綜している。

 19日には「あす配信開始」との情報がネット上で飛び交ったが、20日は結局、配信されなかった。

 ポケモンによると、すでに提供を始めた国で事前にアナウンスしたことはなく、日本についても「現時点で決まっていることはない」という。

 ポケモンGOのゲームにリアル店舗として協力すると国内外のニュースやネットの書き込みが相次いだ日本マクドナルドは20日夜、「ポケモンGOとのコラボレーションを近々実施する」と、協力を認める発表をした。

 日本マクドナルドはこれまで、子供向けメニューに付いてくる玩具などで何度もポケモンを使っている。また、子供が一定時間滞在できる店舗を全国に持つことから、ポケモンGOとの親和性は高い。サービスの詳細は、ゲームの配信開始と同時に発表する見通しだ。

 配信開始を前に他の関連も続々と発表されている。ポケモンGOに使うスマホを貸し出し、使用中に画面が割れても交換できるというものや、ポケモンGOに使われるデータ通信料を1年間無料とするものなどだ。配信開始とともにこうしたサービスがさらに増えそうだ。