電事連会長 鹿児島知事停止要請で 九電の地元対応「サポート」

 
インタビューに応じる電気事業連合会の勝野哲会長=22日、東京都千代田区

 6月28日付で就任した電気事業連合会の勝野哲(さとる)会長(中部電力社長)は22日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、九州電力川内原発がある鹿児島県の知事選で初当選した三反園訓氏が8月中にも九電に一時停止を要請する方針を明らかにしたことについて、原発は重要電源とし電力業界として安全性向上の努力を重ねることに尽きると強調した。「九電の信頼回復に向けた地元での取り組みをしっかりサポートする」と述べた。

 川内原発は全国で唯一稼働中の原発だが、三反園氏は「脱原発」を掲げて当選。勝野会長は「原発の安全性を高め、社会の理解を得られるよう説明していく」と話した。

 また、原発の新規制基準施行が8日で3年を迎えたことに関し、勝野会長は近く再稼働する四国電力伊方原発3号機(愛媛県)を例に挙げ、「原発の審査は着実に進んでいる」と語り、新規制基準での再稼働が増えることに期待を寄せた。また、運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県)の運転延長が認可されたことにも触れ、高経年原発の活用が進むとの見方を示した。

 中部電は全電源に占める原発比率が他の大手電力に比べて低い。発言力低下も懸念されるが、これに対し、勝野会長は「原発の重要性はいささかも変わるものではない」と強調した。