PHV、35年に665万台到達 環境対応車の世界販売見通し

 

 調査会社の富士経済(東京)が環境対応車の世界の販売台数見通しについて、2035年には家庭の電源でも充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)が15年比で約30倍の665万台に達し、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)を上回るとの調査結果を25日までにまとめた。

 世界的な環境規制の強化を背景に、国内外の自動車メーカーはPHVやEVの開発に注力しており、今後、欧州や北米を中心に販売が拡大するとみられる。35年時点でEVは15年に比べ、約17倍の567万台と大幅な伸びを予想。一方、HVは約3倍の468万台にとどまると見込んだ。

 HVが伸び悩む背景として、開発に力を入れているのが一部の国内メーカーにとどまると指摘。当面はPHVとEVの販売を上回るものの、徐々に伸びは緩やかとなり、30年ごろに販売は拮抗(きっこう)するとみている。

 PHVとEVは、ユーザーの購入補助や充電インフラの整備に積極的な中国でも大きく伸びると分析している。自動車全体の世界販売台数に占める35年時点のシェアは、PHVが約4.3%、EVが約3.7%、HVが約3.0%を見込んでいる。

 調査は今年1~5月に、国内外の自動車メーカーや業界団体などに聞き取り調査などを実施しまとめた。