富士重、新型インプレッサで上積み狙う 歩行者エアバッグ搭載、安全重視
富士重工業の「新型インプレッサ」と開発メンバー=26日
富士重工業は26日、今秋に国内で発売予定の主力乗用車「インプレッサ」の全面改良モデルを報道陣に公開した。新型は、歩行者とぶつかった際の被害を軽減する歩行者保護エアバッグを国内メーカーで初搭載するほか、運転支援システム「アイサイト」も標準搭載させるなど安全性を高めたのが特徴。国内最量販車種のインプレッサの新型投入で、富士重は好調が続く販売台数の上積みを狙う。
全面改良は2011年12月以来約5年ぶりで、新型モデルで5代目となる。発売日や価格、仕様などの詳細は今秋に公表するが、それに先立ち9月から先行的に予約を受け付ける。
富士重が全面改良モデルの最大の売りとするのが高い安全性能だ。車と歩行者と接触するとバンパー内のセンサーが感知し、瞬時にボンネット内からエアバッグが飛び出し歩行者の頭部などを保護する仕組みを全車に採用。また新たな車体構造の導入により車体の強度を現行車に比べて1.4倍に高め、乗員や乗客の安全性も一段と向上させた。
インプレッサは富士重の主力車で、15年度の国内販売台数は4万1000台超と国内全体の約3割を占めた。今年4~6月も前年同期比3割超伸びており、新型投入前のモデル末期なのに好調が続く。それにもかかわらず全面改良に踏み切る狙いについて、小笠原巧マーケティング推進部長は26日、東京都内で開いたイベントで「現行の強みをさらに伸ばし最高の安全と楽しさを提供するためだ」と述べた。
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