富士フイルム最終益54%減 円高、ゼロックス向け輸出減で4~6月期

 

 富士フイルムホールディングスが27日発表した2016年4~6月期連結決算は売上高が前年同期比7.4%減の5470億円、本業のもうけを示す営業利益が23.8%減の275億円。最終利益は54.1%減の111億円だった。

 円高に加えて、分社化を進めている米ゼロックス社向けの輸出減などの影響で、オフィスプリンターなど「ドキュメントソリューション部門」が大幅減益となった。通期予想の営業利益2200億円(前期比15.1%増)、最終利益1250億円(1.4%増)は据え置いた。

 円高によるマイナス影響は売上高で383億円、営業利益では97億円に上った。

 ドキュメントソリューション部門は、米ゼロックス社がハードウエア事業とビジネス・プロセス・アウトソーシング事業の分割に向けて在庫を絞り込んでいる影響で、同社向けのオフィスプリンターなどの輸出が減ったという。アジア通貨安も響き、営業利益は前年同期比39.2%減の146億円に落ち込んだ。

 一方で、インスタントカメラ「チェキ」などの販売が欧米を中心に堅調に推移。スマートフォンや液晶テレビなどの製造に欠かせないフラットパネルディスプレー(FPD)材料も販売を伸ばした。助野健児社長はドキュメントソリューション部門について「さらなる経費削減などを行い、秋以降に挽回していく」と述べた。