ユニバーサルとサミー、フェス開催

ピックアップ
当日は1万6500人にのぼる人々が訪れた

 ユニバーサルエンターテインメント(東京都江東区、以下ユニバーサル)とサミー(東京都豊島区)は24日、東京都江東区の東京ビッグサイトで「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2016」を開催。午前11時の開演からラストの午後6時までに集まった参加者は、エンドユーザーを中心に1万6500人を数えた(入場は無料)。

 ユニバーサルは2012年に「ユニバーサルフェスティバル」を、13年と15年には「ユニバーサルカーニバル」を単独で実施してきたが、今回開かれた「ユニバーサルカーニバル2016」には、サミーが「サミーフェスティバル2016」として参戦。両社でイベントを盛り上げた。

 なお、6月18日には、東京都港区の恵比寿 ザ・ガーデンルームで開かれたサミー主催「サミーファンへ贈る、新感覚 音楽体感ライブエンタテインメント“MAX BEAT!! -Sammy Sound Fes-”第2弾」にユニバーサルが登場。両社の人気遊技機の映像と楽曲をクラブさながらの迫力満点の演出でプロデュースし、招待した300人(抽選により当選)のファンを魅了した。

 当日は、ファン雑誌の人気ライターや漫画家などが総勢100人を超えて出演。大小いくつものステージや会場内のブースで多種多様にイベントを展開し参加者を盛り上げた。

 来場者がステージで、ライターにアテンドされながら打つイベントには長蛇の列ができたほか、特設リングではプロレスも開催。サミーのキャラクター「エイリやん」とユニバーサルのキャラクター「ハーデス」にふんしたレスラーが、辻よしなり氏の実況のもとコミカルかつ勇敢に戦い、会場を沸かせた。また、合同展示会でもあるため、場内にはユニバーサルとサミー両社の歴代の機種も勢ぞろい。加えて、未販売の新機種も両社ともに多数設置し、事前に申し込んで抽せんに当たった人が試打できるなど、来場者の高い関心を集めた。これらのほか、会場内には「北斗の拳」の黒王号と「ハーデス」の巨大フィギュアも展示され、記念撮影をする人々でにぎわうとともに、両社の物販ブースを設置。長蛇の列で待ち時間が1時間を超える盛況を見せた。

 来場者の多くは、パチンコホール内で見かける客層よりも若い印象(20~30代に見える人々がボリュームゾーン)で、女性参加者の比率も低くはなかった。「若年層ファンの拡大」を掲げる遊技業界だが、大手メーカー2社の垣根を越えた試みに端を発し、低迷する市場に風穴が開くことが期待される。