ダイハツ完全子会社化 トヨタ、「株式交換」を実施

 

 トヨタ自動車は1日、傘下で小型車を主力とするダイハツ工業を完全子会社にした。ダイハツとのより一体的な経営を通じ、新興国で需要拡大が見込まれる小型車の事業を強化する。

 ダイハツ株の保有者にトヨタ株を割り当てる「株式交換」を同日付で実施。ダイハツ株の東京証券取引所第1部上場は7月27日付で廃止されたが、ダイハツはトヨタのグループ会社として存続し、ブランドも残る。

 トヨタは、比較的大型の車が主流の北米で存在感を示すものの、小型車中心のアジアでは苦戦している。燃費性能の高い車を低コストに製造するダイハツの技術を生かし、新興国市場で攻勢をかける考えだ。

 ダイハツは、電気自動車(EV)などの環境車や、自動運転といった次世代技術の開発遅れが課題となっている。

 膨大な研究開発費を単独で負担するのは中堅のダイハツにとって難しくトヨタの最新技術を活用し小型車製造に専念する。ダイハツは1907年創業で、98年にトヨタの子会社となった。軽自動車では2006年度以降、国内販売トップを続けている。