東北・夢の桜街道第5回総会 振興への思い新たに
Sakeから観光立国□平出淑恵(酒サムライコーディネーター)
「東北・夢の桜街道推進協議会」の第5回総会が、盛岡市のいわて県民情報交流センター、アイーナで7月27日に開かれ、筆者もオブザーバーとして参加した。
協議会は東日本大震災が発生した2011年に設立され、復興支援で実績をあげてきた官民合同の組織だ。桜の季節だけでなく、1年を通して東北への交流人口を増やそうとさまざまな事業を展開している。
15年度からは、東北経済産業局の事業として「東北酒蔵街道プロジェクト」が加わり、筆者も酒蔵の取材を担当した。事業の一環として富士通グループによって開発され、今年4月から利用できるようになったスマートフォン用アプリ「東北桜旅・酒蔵旅ナビ」でも、取材した情報を見ることができる。
同アプリは無料で、東北を代表する桜の名所(桜の札所)108カ所と酒蔵80カ所の情報が登録されている。「桜旅」では桜の名所を写真とテキストで紹介し、「酒蔵旅」では登録したすべての酒蔵にまつわる「酒」「蔵」「食」などのオリジナルコンテンツのテキストや映像を閲覧できる。AR(拡張現実)技術でスマホを空間にかざすと目的地までの距離や方角がわかり、訪問の履歴をアプリ内のスタンプ帳に残せるなど、旅を快適に楽しめるアシスト機能が搭載されている。
総会では協議会の細野助博会長、岩手県の千葉茂樹副知事に続き、東北地方整備局、東北運輸局、東北農政局、東北経産局、東北財務局、外務省大臣官房地方連携推進室、観光庁、復興庁の担当者があいさつ。15年度事業決算案承認、16年度の事業計画・予算案の説明と承認が行われた。
協議会の宮坂不二夫事務局長は、「東北復興への高い意識を持った方々が集まる当協議会は民間主導の官民連携組織として事業展開が速く、今後ますます地域づくりでソーシャル・イノベーションを実現していきたい」と胸を張った。筆者も当事者として、東北振興への思いを新たにした。
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【プロフィル】平出淑恵
ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本代表。日本ソムリエ協会理事、観光庁酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー、ミス日本酒顧問などを務める。
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