足元彩るビーチサンダル 日本の草履がヒントに

リオ五輪

 リオデジャネイロ市民の足元を彩るカラフルなビーチサンダル。人気商品には日本の草履の知恵が生かされている。ジカ熱を媒介する蚊に刺される心配や朝晩の冷え込みも何のその。市民は素足にビーチサンダルを履いて軽やかに町を歩く。

 「暑くてビーチが多いこの街では、サンダルは文化として定着している」。市中心部で専門店を営むセルジオ・ラバさん(56)は語る。五輪限定モデルも好評で「土産に1人で15足も買った観光客もいた」という。スーパーや薬局でも売られ、安い物で15レアル(約470円)ほどだ。

 最も人気のブランドは1962年に誕生し日本にもファンを持つ「ハワイアナス」。同社によると、サンダルの鼻緒は日本からの移民が履いていた草履がヒントになった。草履のワラが稲から作られることから、サンダルの表面には米粒をイメージしたデザインの滑り止めが採用されている。

 五輪会場の一つ、コパカバーナ海岸を歩いていた女性のルアナ・ダシルバさん(32)は10足を使い回している。「色やデザインがいいし値段も手頃。ファッションに欠かせないわ」(リオデジャネイロ 共同)