旭化成ホームズ子会社AJEX リフォーム時の外構・植栽参入

 
「まちもり」をはじめとした、AJEXが提案する都市型住宅の外構

 旭化成ホームズの全額出資子会社で外構・植栽工事業のAJEX(エイジェックス、東京都文京区)は、事業体制を強化する。これまではヘーベルハウスの新築工事に伴う事業を専門に行っていたが、今後はリフォーム時の工事にも携わる。また、ヘーベルハウス以外の住宅に向けてもリフォーム時を中心に攻勢をかける。これを受けて2020年までに従業員数を2倍に増やし、200人体制を構築。営業力や設計力の強化を図る。20年の事業規模は、3.4倍に当たる150億円まで拡大する計画だ。

 AJEXはもともと、旭化成ホームズの施工子会社である旭化成住宅建設のエクステリア事業部。緑化に関するノウハウを集約させて、今年2月に設立し7月から営業を開始した。デザインを含めた設計力の向上によって外構工事を一貫して設計・施工。受注態勢を強化するのが目的だ。旭化成ホームズは都市部を中心に住宅事業を展開しており、AJEXも都市部に特化した工事を進めている。他社物件の工事を含めたリフォームについても同様の形で行う。

 ただ、都市部の敷地は建物とカーポートだけで大部分を占めており、樹木や草木を配置するスペースを十分に確保しにくい。

 さらにリフォーム時の緑化作業となると、より高度な施工対策が求められるため、専門性に優れた人材を中心に中途採用にも力を入れていく。

 旭化成ホームズは屋上緑化をはじめ、2階のリビングルームと一体となる屋外空間など、都市部で自然と寄り添う暮らしの提案に力を入れてきた。それを踏まえ限られた空間に高密度の植栽を入れる独自の手法を開発、街につくる小さな森という意味から「まちもり」と名付けている。AJEXは植栽のパッケージである「まちもりポット」を武器に事業を推進する。

 まちもりポットは高木、中木、低木、地被植物という高さが異なる4層の植物の組み合わせ。0.6平方メートル程度の地面があれば配置が可能だ。マルバアオダモ、ウメモドキ、アセビ、シュンランで構成された「里山林のポット」やハナミズキ、カラタネオカダマ、カンツバキ、オタフクナンテンによる「季節を彩る花のポット(日陰)」など、11種を用意している。