傘下3行合併し、きらぼし銀行に 東京TYFG、18年5月
子銀行合併後の行名や戦略を発表した東京TYFGの味岡桂三社長(左から2人目)ら=26日、東京都中央区
東京TYフィナンシャルグループ(FG)は26日、東京都民銀行と八千代銀行、新銀行東京の傘下3行が2018年5月1日付で合併し「きらぼし銀行」として再出発すると発表した。本店は東京都民銀が移転予定の東京・南青山に置く。持ち株会社の社名は「東京きらぼしフィナンシャルグループ」に変更する。
3行の同時合併は戦後、初めて。超低金利環境が続き、本業の貸出業務で稼ぎにくくなる中で、コスト削減や人員の最適配置につなげ、競争力を高める。システムや事務センターの統合も進める。
東京TYFGの味岡桂三社長はこの日の記者会見で、「マイナス金利の逆風の中、東京圏を基盤にした地域金融機関であることを強みに、コンサルティング業務の強化や東京都との連携などで知恵を絞っていきたい」と話した。
関連記事