三越が千葉店と多摩センター店の閉店検討 三越伊勢丹が店舗リストラ
三越伊勢丹ホールディングス(HD)が三越千葉店(千葉市)と三越多摩センター店(東京都多摩市)の閉店を検討していることが7日、わかった。千葉店は平成29年春をめどに調整している。不振が続いている地方や郊外の店を整理して、都心の旗艦店に経営資源を集中させる狙いがある。
千葉店は昭和47年に地元百貨店と合弁会社を設立し、「ニューナラヤ」として開業。59年からは看板を「三越」に変更し、JR千葉駅の近い立地もいかして、ピーク時の平成3年度は507億円の売上高を記録していた。ただ、近年は近隣の大型商業施設との競争激化やインターネット通販などに押され、平成28年3月期の売上高は126億円まで落ち込んでいた。
平成12年に多摩そごう跡の商業施設に開業した多摩センター店も千葉店と同様に近隣の大型商業施設などとの競争が激化していた。百貨店業界では東京や大阪の店舗での訪日外国人観光客の“爆買い”の恩恵が薄れる中、地方や郊外の店の不振が一層鮮明になっている。今後、不採算店を閉鎖する動きが広がる可能性もありそうだ。
関連記事