富士通、ニュートリノ新実験システム受注 演算性能や容量3倍に
富士通は7日、ノーベル賞受賞の研究で知られるニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市)の新たな実験用計算機システムを東大宇宙線研究所から受注したと発表した。演算性能やデータ容量を従来の約3倍に向上させる。来年3月の稼働を目指す。
東大宇宙線研究所の早戸良成准教授は、大容量化に伴いより詳細な研究が可能になると指摘。「宇宙の成立の謎に迫ることにつながる」とのコメントを出した。
計算機システムは、神岡宇宙素粒子研究施設(飛騨市)の計算サーバーや、神岡鉱山内のデータ処理装置などから構成。ニュートリノの観測データを蓄積し、そのエネルギーや進行方向などを解析する。約5年ぶりの刷新となる。
スーパーカミオカンデでは、梶田隆章・東大宇宙線研究所長がニュートリノに質量があることを発見した。梶田氏は2015年にノーベル物理学賞を受賞した。
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