雪が下から降る世界で沖縄出身の二階堂ふみ21歳を待ち受けていたのは? 資生堂

CMウオッチャー・動画付き
資生堂が公開したショートムービーで、先の見えない女性を演じる二階堂ふみ

 資生堂のメーキャップブランド「マキアージュ」のフェースパウダー「スノービューティーIII」のインターネットCMで、女優、二階堂ふみと俳優の窪田正孝が運命的に出会う恋人どうしを演じている。「逆さに降る雪」と題した約14分間のショートムービー。雪が下から降ってくる不思議な世界で2人が織りなすかわいらしい物語に、多くの人が魅了されている。

 小さな駅の待合所で、二階堂が演じる建築デザイナー「ユキ」と窪田が演じる駅員「シロー」は2人きり。大雪の影響で電車は動かず、退屈な空気が漂う。

 気分を紛らわせようと、シローは待合所の壁にペンキを塗り始めるが、誤ってペンキをぶちまけてしまう。そこで、ユキは上からペンキを塗り重ね、次々と窓の絵を描いていく。

 シローのリクエストで、「夏の窓」を描くことになったユキは窓ガラスを黄色く塗るうちに、ふと強い日差しとセミの鳴き声を思い出す。そんなユキに、シローは「どうやってここに入ってきたのか、覚えてますか?」と問いかける。

 シローが壁に片手をついて力を込めると、建物がぐらりと傾き、世の中が回り出す。シローは逆さになった天窓からユキを外に連れ出す。

 屋根から見える景色に、ユキは何かを思い出す。シローは「昔、ワクワクしながら描いてましたよね。全部、あなたの絵です」と教える。遠くから汽笛が聞こえ、ユキの出発が近づいていることを知らせる。シローは「あなたなら大丈夫。さよなら」と励まし、コンパクトを差し出す。

 「ガシャン!」

 ガラスが割れる音で、ユキは目を覚ます。仕事中にいつの間にかうたた寝をしていたようだ。床にはスノードームの破片が飛び散っている。ユキの手元にはあのコンパクトが…。

 現実の世界のユキは仕事に行き詰まり悩める女性だ。勇気を出して仕事先に電話をかけ、もう一度チャンスをもらう。

 夜になって、ユキは割れたスノードームの修理を頼みにある店を訪れる。そこで待っていた店員はシローにそっくり。運命の出会いが実現したところで、幕を閉じる。

 沖縄出身の二階堂。3年前の冬を海外で過ごした際、「すごい雪が積もって楽しかった」と振り返る。運命の出会いを期待してか、縁結びのお守りも持っているそうだ。

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