ジープラス・メディア 外国人目線でコンテンツ、次は中華圏
トップは語る□ジープラス・メディア社長 時澤正さん(53)
--在住外国人や訪日外国人向けの「インバウンドメディア」に取り組むきっかけは
「フジ・メディア・ホールディングスの経営企画局で新規事業を検討していたときに、外国人向けメディアが手つかずだったことに気付き、非常に多くの外国人が見ているニュースサイト『Japan Today(ジャパン・トゥデイ)』などを運営するジープラス・メディアを買収することを決めた。個人的には同社をよく知らなかったが、さまざまな機会に外国人に聞くと『知っていて当たり前』と、非常に高い認知度だった」
--なぜ「ジャパン・トゥデイ」や「GaijinPot(ガイジンポット)」は、外国人にそこまで広まっているのか
「外国人の外国人による外国人のためのメディアだからうまくいっていると思う。彼らはそれを『ガイジニティ』と呼んで大切にしており、コンテンツや広告営業は基本的に任せている。既存事業をベースにした新規ビジネス開発部分を私や日本人役員が担当している」
--外国人に伝える技術のポイントは
「日本人が目を付けないところに彼らは目を付ける。外国人の目線で見たものを、日本語の翻訳ではなく、外国人の感性で作っているから、外国人が見たときに違和感がない。日本人が作ったコンテンツを翻訳したものは心に刺さらない。細かいニュアンスは私にもわからないが、そうした細かなところでジープラス社のメディアは支持されているのだと思う」
--新サイトなど今後の方向性は
「中華圏向けサイトが検討テーマの一つだ。台湾や香港向けから作ろうと考えている。まずは人への投資が必要だ。メディアは細かい感性で勝負するので、優秀で前向きな人とどれだけ出会えるかが重要だ」
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【プロフィル】時澤正
ときざわ・ただし 東京大法卒。1986年4月通商産業省(現経済産業省)入省。89年9月フジテレビ入社。97年7月情報制作局プロデューサー、2006年7月同局企画担当部長などを経て、15年3月より現職。東京都出身。
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