パナの介護施設、3月までに3倍超へ

 

 パナソニックは26日、介護サービスの複合型施設「エイジフリーケアセンター」を来年3月末までに、現在の10カ所から3倍超の32カ所に増やすと明らかにした。10月1日に北海道と埼玉、兵庫の両県で開設。自社製のテレビや照明を採用し、パナホームとも連携してグループ全体で需要の取り込みを図る。

 この日は京阪神地区で初めてとなる「エイジフリーケアセンター明石藤江」(兵庫県明石市)を報道陣に公開した。部外者の出入りを防ぐための顔認証システムや、居室の温度や入所者の睡眠状態を検知する仕組みを備える。パナソニックは2018年度末までに同様の施設を200カ所に増やす計画を示している。千葉や香川、愛媛など全国で展開していく。