電気自動車「i3」を改良発売 BMW日本法人

 
小型電気自動車「新型BMWi3」を発表するビー・エム・ダブリューのペーター・クロンシュナーブル社長=東京都港区

 航続距離390キロ、7割アップ

 ドイツ自動車大手、BMWの日本法人ビー・エム・ダブリューは27日、小型電気自動車「BMWi3(アイスリー)」を2年半ぶりに改良して10月1日に発売すると発表した。バッテリー容量の大型化や車両の軽量化などで1回の充電当たりの走行距離を390キロメートルと従来モデルに比べ7割伸ばした。希望小売価格は499万円からと、従来モデルから据え置いた。

 改良モデルは、バッテリー容量を33キロワット時と従来の1.5倍に高めた。補助用の発電エンジンを搭載したモデルでは1回の充電当たりで計511キロの走行が可能という。従来モデルは発売2年半で1500台以上を日本で販売しており、日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長は同日の会見で「航続距離を伸ばしたのに価格を据え置いた改良モデルで、国内販売をさらに上昇基調に乗せたい」と意気込んだ。