アラフィフ市場、美で開拓 下着、コンタクト 女心寄り添う
バブルを経験した「アラフィフ」女性の旺盛な消費意欲に企業が熱い視線を注いでいる。華やかな見た目で女心をくすぐり体形の変化に寄り添う下着や、年齢とともに小さくなる瞳孔に合わせた遠近両用コンタクトレンズなど、メーカーは趣向を凝らしている。
下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンは、40代後半から50代の女性が対象の新ブランド「フロラーレ」を売り出している。
肌をきれいに見せる色と華やかなデザインで、歌手の松田聖子さんを宣伝に起用した。着心地にこだわり、ブラジャーは8000円以上と高額だが売り上げは好調だ。
従来の商品が体形補正など機能を重視し、黒やベージュの地味な外観だったのと対照的。女性の下着市場全体はここ数年縮小傾向にあるが、高価格帯の商品は堅調に推移している。
50歳前後の世代の女性は、質の良いものへの出費を惜しまない傾向がある。トリンプの福田恭宏さんは「子育てを終えるなど人生の節目を迎えた世代に女性らしさを呼びかけたい」と語る。
年齢とともに小さくなる瞳孔に対応したのはジョンソン・エンド・ジョンソン。ソフトコンタクトレンズのブランド「アキュビュー」から、年齢に合わせて瞳孔の大きさに合ったサイズを選べる遠近両用レンズを業界で初めて発売した。
販売戦略担当の和田貴子さんは「おしゃれも趣味も楽しむ人の生活応援ツール」と話す。
小林製薬は更年期の体や心の症状を改善する医薬品「命の母」とほぼ同じ成分を、化粧品「命の母スキンケアシリーズ」に配合した。更年期の乾燥やたるみに悩む肌を整えるという。
開発した吉田祐介さんは「更年期のとらえ方が前向きになり、自分のために必要なものを選ぶという消費者が増えた」と分析している。
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