全銀協会長、ゆうちょ限度額上げ懸念
全国銀行協会の国部毅会長(三井住友銀行頭取)は20日の記者会見で、自民党がゆうちょ銀行の預入限度額を引き上げるよう政府に求める方向で調整していることについて「不公正な競争条件をさらに悪化させる」と懸念を示した。国部氏は「昨年11月の株式上場で郵政民営化が新たな局面に入ったとはいえ(民間との)公正な競争条件は確保されていない」と指摘した。同じく20日に記者会見した日本郵政の長門正貢社長は、限度額引き上げに関して「郵政民営化委員会など政府の検討に任せたい」と述べるにとどめた。
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