スーパーの2階3階には温泉やホテルを入れるような発想を 上田準二・ユニー・ファミマHD社長

トップは語る

 ■ユニー・ファミマHD社長 上田準二さん(69)

 --9月1日にファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスが経営統合して新会社となった

 「両社の一体化が想定以上に進んでいる。統合効果を高めるため、傘下のコンビニ(ファミリーマート、サークルK、サンクス)の店名を『ファミリーマート』に2年半程度で統一する計画を1年前倒ししたい。また、来春を予定していた商品の一本化もなるべく早く進める」

 --コンビニは店舗数で国内2位になった。首位のセブン-イレブン・ジャパンと収益力の差をどう縮める

 「商品力を高める。店舗数が増え工場への発注量も多くなり、生産コスト削減になる。また、より集中出店が可能になるため工場からの配送や店舗間の距離が縮まり、物流コストを減らせる。こうしたコスト削減で得た資金を設備投資などに回し、商品力をアップする」

 --国内のコンビニは飽和状態なのか

 「新しいマーケットが時代の変化とともに出てきている。大型オフィスビルや高速道路のサービスエリア、ビジネスホテルの中など、出店余地はまだある。経営統合でコンビニの数は約1万8000店になったが、2020年に2万店程度に増やす計画だ」

 --コンビニの海外展開は

 「中国やインドネシアなど現在、約6000店を展開している。これを中国を中心に5年後に1万店に増やすのが一つの目安だ。ただ、数ありきではない。慌てない」

 --総合スーパー(GMS)の改革が課題だ

 「GMSは地域に根ざし、店舗の環境を変えていかないといけない。ホームセンターやファストファッションなど専門店が強くなっており、何でもそろえられるGMSはお客さんから支持されていない。住宅関連や衣料品を売る2階や3階は、温泉やホテルを入れるぐらいの発想の転換が必要だ」

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【プロフィル】上田準二

 うえだ・じゅんじ 山形大文理卒。1970年伊藤忠商事入社。プリマハム取締役などを経て2000年ファミリーマート入社。顧問、社長などを経て13年1月、会長。16年9月のユニー・ファミリーマートホールディングス発足と同時に社長就任。秋田県出身。