VWが所有者らに1・5兆円を支払う和解案、米裁判所が承認 排ガス規制逃れ問題で

 

 ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、米サンフランシスコの裁判所は25日、VWが不正車両の所有者などに約150億ドル(約1兆5600億円)を支払う和解案を承認した。VWと規制当局は6月に和解案に合意していた。ロイター通信などが伝えた。

 VWは11月中旬に車両の買い戻しを始める。100億ドル余りを買い戻しと所有者への補償に費やす。47億ドルを排ガスによる大気汚染を緩和するための事業に充てる。

 和解の対象になるのは、不正車両のうち排気量2000ccのディーゼル車約47万5千台。排気量3000ccのディーゼル車約8万5千台については引き続き和解交渉を進める。

 VWは25日、米裁判所から和解の承認を受けたとの声明を発表。「和解は米国での業務正常化に向けた重要な節目となる」との認識を示した。

 この問題は2015年に発覚。VWはディーゼル車の排ガス規制を逃れる目的で、違法ソフトを搭載していた。(共同)