トヨタ、カーシェア強化 来年1月から新サービス実証 つながるクルマで利用拡大目指す
トヨタのコネクティッド戦略説明会。スマホでキーなどを操作できる技術も公開された=1日、東京都江東区(伴龍二撮影)
トヨタ自動車は1日、インターネットに接続する「つながるクルマ」の戦略説明会を開き、外部企業との連携を強化する方針を示した。外部企業がトヨタ車から集めた膨大なデータを使う際の共通の仕組みを構築する。車を共同利用する「カーシェアリング」などサービス産業を取り込み、自動車の利用拡大につなげる考えだ。
説明会に出席した友山茂樹専務役員は「クルマが情報端末となって収集するデータを、安心・安全、便利のために提供する企業になる」述べた。
構築するのは、車載通信機から集めたデータを使うソフトウエア開発の仕組み。連携する企業に開発手法を開放し、幅広い業種と組みやすくして新たなサービスの創出を期待する。
第1弾として、個人同士のカーシェアを仲介する米ベンチャー企業ゲットアラウンドに出資した。来年1月には、利用者に対し、スマートフォンを使って車の鍵を開閉する新サービスの実証実験を開始する。50万人以上に上るゲットアラウンド社の会員に対し、トヨタ車をリースして販売拡大にもつなげる方針だ。
つながるクルマは、故障や事故の通報、保険会社による運転状況の把握などにも活用が期待される。
トヨタは今年に入り、米配車アプリ大手ウーバー・テクノロジーズと提携。あいおいニッセイ同和損害保険とは4月に米国で共同出資会社を設立し、運転データを保険料に反映する保険商品の開発に乗り出すなど連携を加速している。
関連記事